ケーキ屋さん初めてみる?
桐子さん
『ロールに手書きのイラストが描いてあったり、鬼滅の刃のパウンドケーキだったり、ぐれーてるのかまどのケーキ作ってみた、とかリクエストケーキとか。
材料ちゃんと使って美味しいから安くはないんだけど、そこまで高くはないってケーキね。誰か出来たら買わないかなあ…』
ケーキ屋さんやりたいなって思うよね?
でも、いろいろめんどくさい事を、ついつい後回しにしちゃうよね?
でも後回しにしちゃうと、ずーっと頭の中にこびりついてストレスになるから、ある程度正月のうちに答えだしとくと、一年間の悩みが減るよね!
どうせケーキ屋さんするなら、ちゃんとお仕事にしたいね!
仕事にするなら損益を考えたいね!
仕事って難しく考えがちだけど、
「お金を払えるファンがどれぐらいいるか」(稼ぐ)
と
「ファンを喜ばす為にお金をどれぐらい使えるか」(節約と投資)
ってことなんだよね!
そして、
「継続して行える」(バランス)
っていうのが長期的には必要だね!
ケーキを作って、他っと一人のお客さんが買ってくれたら、もうプロのケーキ屋さんって言っていいよね?
商品とお客さんがいれば、もうプロだね!
例えば、毎月30万円払う余裕がある人がいて、「あなたのこと大好きで尊敬しているから爪の垢でも煎じて飲みたいです!」というなら、毎月爪の垢を手渡しすれば、経費0投資0売上30万/月になる。キモいけど、これだけで、全然仕事になってるんだよね、だからファンを喜ばすことで稼ぐのが一番大事そうだね!
でも、爪の垢煎じて飲んでたら、ご利益が出てきて、むちゃむちゃ賢くなっちゃって、「もういらない」なんてことになっちゃうかもしれないから、その前に、商品を増やしたり、変えたり、お客さんを探したりしておいた方がいいね。
そのためどれぐらお金を使えるかは重要だね!
で、ファンを作るのが一番大事なんだけど、実は継続して行えることが一番ファンのためにの為になるってのが見落としがちなので、
最初にみんなが敬遠しがちな節約について話そうね!
ケーキ屋さんに使うお金はオーブン買ったりするための【投資】と材料買うための【ランニングコスト】だね。
仕事と趣味の境目を決めようか。個人事業主の申告義務は、
「給与所得以外の所得合計額が20万円を超える場合は確定申告が必要」
なので、年間20万円以下の売り上げがある場合は趣味
20万円以上の売上げが上がれば仕事と仮にしようね。
せっかくなので、20万円以上の売り上げを上げることを目標にしようね。
お仕事したら税金とかどうしたらいいのかな?
白色申告した場合は、課税される所得金額が
195万円以下 5% 0円
195万円を超え330万円以下 10% 97,500円
と、課税される所得金額が195万円以下であれば、申告義務はあっても、支払う税金は0円なんだね。
青色申告の場合は、
青色特別控除額55万円+基礎控除48万円
ネット申告した場合は青色特別控除額65万円+基礎控除48万円と、
利益が出ても、控除を引いて申告できるんだね。
どっちがいいのかは、自分で選んでいいんだけど、税務署は青色申告に統一してほしいと思っているみたい。
白色申告は細かい帳簿を書かなくていいのが特徴だったんだけど、白色申告でも帳簿をつけなくちゃいけなくなってきたんだよね。
せっかくなので、経営も一緒に学んでいった方がいいから、青色申告することを想定するのをお勧めするよ!
数字が出てくると難しく感じるけど、
売上に対する経費のバランスの適性を国が決めてくれている
と思えばいいよ。
いつかは大きく売り上げを上げようと思いながら少額で初めて、実際には、初めのうちはあんまり税金の心配しなくていいんだね。
細かい計算はいろいあるんだけど、意外と国は個人事業主にやさしいんだと思うよ。逆にサラリーマンには厳しいね。
多分、趣味でケーキ屋いているだろうから、初めのうちは機材の投資は0円でいけそうだよね?
使っていい材料費も貯えや別の収入があるなら、ご飯が食べられる分だけ残ってればとりあえず生きていけるので、常識の範囲で使って大丈夫だね。
青色申告した場合は、パンを焼くための経費として、
年間家賃のうち、
キッチンの面積/全体の面積 x パンを焼く時の時間/1年
を経費して申請できたりもする。
材料を買いに行くための車代や、ガソリン代も経費にできたりするよ。
仕事に使った割合分を経費にできるんだね、按分(あんぶん)と呼ぶね。
どうやら、初めのうちは経費や税金の心配をする必要はなさそうだ。でも、気を付けないといけないのは、経費のリストをちゃんと記録しておくことだね。みんなここでめんどくさがっているけど、
僕は、仕事に使う専用の銀行口座とカード(クレジット、デビット)を用意しておいて、全部カード払いにしているよ。
そしたら自然とリストができるからね、申告が楽になるよ。
さて、めんどくさい経費はこれぐらいで大丈夫だろうから、いよいよ稼ぐことを考えよう。
少額で始めるときは、税金とかあんまり心配しなくていいけど、
使った経費は一覧にしておこってことだね。
仕事じゃなくても、家計簿付けたほうが無駄遣いがへるからやった方がいいね。
仕事の種類はいろいろあるけど、ぱっと思いつくだけで、これぐらいの種類があると思うよ。
- 材料を作る人
- 材料で商品を作る人
- 商品を運ぶ人
- 商品を代わりに売る人
分類でいうと、製造業、運輸業、卸業、小売業、サービス業と言ったりするね。
これだけ見ると、ケーキ屋さんは商品を作る人に分類されそうだけど、実際にはそれだけじゃないよね。
ケーキが生活必需品であれば、作るだけで自然と売れていくかもしれないけど、どちらかというと趣向品に近いよね。
ケーキはおなかを膨らますために食べるわけではなく、
心を豊かにするために食べるんだね。
僕はサービス業に近いビジネスモデルだと思っているよ。
時代の人の心に合わせて、ケーキの形は変わっていくんだね。
ケーキ屋さん=人の心を豊かにする仕事
ってことがわかったね!でも、ここで注意しないといけないことがあるね、それは、
自分が作りたいケーキ=誰かの心を豊かにするケーキ とは限らない
という事なんだ。
桐子さんのラッキーカラーがドドメ色だったとして、ドドメ色のケーキを作り続けても、同じようにドドメ色がラッキーカラーの人にしか届かない。
だから、
- ドドメ色以外のケーキを作る
- ドドメ色のケーキが好きな人を探す
どっちがいいか考えないといけない。
需要と供給って言葉が浮かぶね。
ニッチとか、ブルーオーシャンとか、レッドオーシャンとかもこの辺の言葉だね。
某カリスマビジネスマンであれば、
「みんながドドメ色を好きになる方法」を考えるだろうけど、それは10年後の目標にしておこう。
ドドメ色はなかなか売れないから、みんなが好きなチョコ色やイチゴ色のケーキが多いね。
当然に感じるけど、大衆迎合ともいえるよね。
独自性を失って、激戦区に特徴のないケーキを出すことになるかもしれない。
でも、ケーキ専門店街に出店したほうが、販売チャンスは増える。
この辺は永遠の課題になるね!
桐子さんがケーキ屋さんになる目的は、
「お金をたくさん稼ぐこと」ではなく、
「好きなケーキを作り続けたい」だよね?
超長くなったけど、時を戻そう。。。
桐子さん
『ロールに手書きのイラストが描いてあったり、鬼滅の刃のパウンドケーキだったり、ぐれーてるのかまどのケーキ作ってみた、とかリクエストケーキとか。
材料ちゃんと使って美味しいから安くはないんだけど、そこまで高くはないってケーキね。誰か出来たら買わないかなあ…』
桐子さんは作りたいケーキを作ろうとしているね。
誰かが買ってくれたら、そのお金で、次のケーキを作る材料を買うことができて、またケーキを作ることができるね。
だから、桐子さんの仕事は、
『桐子スペシャルケーキを欲しいと思う人を探すこと』
と、もう一つ。
『桐子さんが好きだから、桐子さんが作ったケーキを買いたい人』
を作ることだね!
売るのはケーキではなく、心を満たす何かだったよね!
某カリスマビジネスマンが言っていたことを応用すると、
バズリ、拡散はSNSの限界を迎えて成功率が下がっている
SNSでフォロワーを増やすのは難易度が上がっているし、数は増えても、ケーキを買ってくれる人の割合は減っているんだよね。
桐子さんのケーキを見つけてくれる人の絶対数が下がっているんだね。
SNSは自己顕示欲を満たす場なのは変わっていないけど、顕示する方法が変わってきているんだよね。
面白いもの、変わったものを見つけてくるのが手柄だった時代が過ぎつつあって、
どれだけ社会貢献したかが顕示できる価値を持ち始めたよね。
寄付とかボランティアがやっと日本にも根付き始めたんだね、お金は汚いものだという呪いから日本人がやっと解放されつつあるんだね。
某カリスマビジネスマンがやっていることが応用できそうだね、
誰かを助けることをビジネス化、贈り物ビジネス、とケーキはある程度親和性がありそうな気がするね。
ケーキはそもそも贈り物ビジネスの側面が強いよね!自分で買うときも、自分へのご褒美、自分への贈り物なんだよね!
だから、サービスとしては広がりすぎて、特徴を出すのは難しい。
でも、ここは勝負しないといけないところみたいだね!
ケーキ+桐子さんのケーキ作り以外の特徴=あんまり見かけない価値
ってのが見つかるといいな。