既婚者の純粋な恋に

既婚者の純粋な恋に

上手くいかない毎日について。

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給料日恒例の食事会のあと例の社員が最後の残金を持って自宅にきた、嫁の大好物の団子を土産にv(^-^)v律儀なヤツだ。さっき車を呼び帰って行った。
オレもあんなに前だけを見て生きて行けば誰かを傷つけなくてすんだかもしれない、あの夜いつものように仕事に行くあいつを何故か小さく思い腕をつかんだ、「なに?」と笑いながら振り向くあいつが凄く愛しく感じ思い切り抱き締めた。遅刻するよと言いながらも嬉しそうにオレの腰に手を回す星
抱き締めた腕に力が入りそのままのベッドに倒れ込んだ。ママが困るからと電話しようとするあいつの唇にキスをしていたオレ。何故かあの日孤独に負けていた。あいつの胸に顔を埋め頭を撫でて居て欲しかった。あいつは何も言わずずっと頭を撫でて居てくれた。何もしゃべらずただ朝を待っていた。紫色になる外を眺めながら何度も抱きあった。ママや客からの電話がなるたび営業の顔がみえかくれすることに苛立ち何度も突き上げた。もしかしたら電話の相手は気付いたかもしれないぐらい激しく抱いた。何もかも嫌になった夜だ。


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