今ふと思った。

だいぶ前にわからないことがあったので上司に聞いてみた

「そんなの自分で調べたり、検索したりしたほうがいい。人に教わるよりそのほうが自分のためになる。」

という一言でなぎの質問は一掃されたことがあったのを。

当時から聞いたことに対して答えないのは面倒という手間に、口実をつけて答えないまたは答えられないからだと思っていた。

今でもそう思っている。



今でも新人にそれを言ってる姿を見るとかわいそうで仕方がない。

「世の中全ての人が自分だと思うな」

と彼は常々なぎに言ってくるが、そもそもどういうワードで検索したらいいのかわからない人もいる。

わからないなりに検索すればyahoo知恵袋先生が導いてくれる時もある。

それで行きつかない可能性が1%でもある以上なんて検索したらいいのかくらいは教えてあげていいと思う。

きっと部下というものを育てたことがないんだろうと思いながら。



しかし先日、過去に作ったことがあるホームページのデータを見ているとそれはもうつじつまがあわない現象がちらほらと発見される。


それを問いただしたところ「新しい人(WEB経験者)がうちに入ってくれたことによりお前のレベルがあがったからそういうことを覚えられたんだよ!」と言われた。


しかしその前は「うちは独学でここまでやってきた。調べればOK」なんてセリフを言われたこともある。


ようは自分で調べるだけでは限界があるのだ。
たった数名の小さい会社で、ましてや「やる気」も「モチベーション」も「協調性」も「計画性」もない会社で独自に調べ上げて形にしていくのは不可能に近い。
近いというか不可能と言い切っていいだろう。


ここで矛盾が発生する。
やはり無理なのだ。
現実的に。


わからないなら、わからないなりに正直に言えばいいし
わかるなら教えてあげればいい。


それが二度三度続くようなら考えればいい。


そこに行きつく前に、自分で調べさせて、自分でやらせるから「独学」というものが今でも大手を振って歩いているのだとあいつはまだ気づいてない。