今のこの瞬間を楽しむことが良いと言うけれど


その今というタイミングには過去があって


今というこのタイミングには未来が繋がっていて




隣にいるのが当たり前で


そぉ思っていたある日


それはそうでなくなってしまったあの時



いつか戻れる日がくるのならと願ったあの思い



確実に良い方向にむいていたと思ったあの夢



楽しかったあの瞬間



時よりこぼすその言葉



それを聞けるのが



こちらを見てくれるのを



望んでいたはずなのに



願っていたはずなのに



今手元にそれがあるのが怖かった。



いつかこれが


またあのときのように


手の届かないところにいってしまうのなら


もともと手元にないほうがよいのだと


そうして遠ざけた君の横顔


結局離れてしまったその後姿は


きっともぉ戻らない。



君のことを幸せにするのが夢だったはずのあの時の思いは


君が幸せならどうでもよくなった



周りからなんと言われようと


きっとそれは自分じゃないんだと感じていた


私が欲張りすぎたのかもしれない


気持ちを押し付けすぎたのかもしれない


君は僕の気持ちを知っていると言った


言ってくれた


じゃぁどうしてという一言以外どうしても僕にはでてこない


自信がないのも


意地っ張りなのも


我侭なのも


理不尽なのも


悪いところであるけれど


信じきれないのならやめたほうがいいと皆は言うけれど


ただひとつ「好き」という一点だけできたよ


はなたれる一言が


動く君の視線が


あらわれるその表情が


みんなの一言が


ねぇどうしたらよかったのかな


なんでこうなっちゃったのかな



もぉきっと君の中に僕はいないんだよ



知ってた?









君と君は



消えたことがなかったんだよ





知ってる?


僕の名前







背負った名前があるの



覚えてる?
















君は今なにを考えてるの?

怒ってるの?












教えてよ。