兵庫県設置の文書告発問題に関する
第三者委員会の報告書が出て来ました。
百条委員会に比べると中身はしっかりしてる。
観点としては7つあって
・五百旗頭問題
・事前運動(投票依頼)
・おねだり
・政治資金パーティ
・優勝パレードのキックバック
・パワハラ
・公益通報者の対応
この中で、パワハラと公益通報者の対応については
問題ありとしている。
それ以外は認められなかったとの結論。
パワハラは16個のうち10個が認定
・20m手前で降ろされて叱責 ⇒認定
・記念碑の除幕式がテレビで取り上げられるのを
知事が取らなくて立腹 ⇒×
・空飛ぶ車が連携協定の企業と連携協定前に
新聞報道されて問い詰める ⇒認定
・県立美術館が夏休み中に休館することを聞いてないと
激怒 ⇒認定
・SDGs未来都市の選定証授与式にマスコミが
来ないことを問題視 ⇒認定
・インタビュー報道についての報告がないと叱責 ⇒認定
・机を叩いて叱責 ⇒認定
・スポーツイベントで個室ない、弁当が冷えてると
不満 ⇒×
・AIによるマッチングシステムについて
内容を知らないのに発表出来ないと一蹴 ⇒認定
・企業テクノロジー導入について「聞いてない」と
叱責 ⇒認定
・舌打ちして、ため息 ⇒認定
・知事であることを強調する ⇒×
・休日、夜間に側近職員にチャット ⇒認定
・人事処分 ⇒×
・既発行のココロンカードの全部差し替え ⇒×
既にパワハラについては
知事も行き過ぎた言動があったことを認めて
謝罪もしている。
そして、県民局長の懲戒処分理由は以下の4つ。
①誹謗中傷文書作成、流布
②人事データの不正利用
③14年に渡って勤務時間中に私的文書作成
④ハラスメント行為
①については専門家でも意見が分かれていたが
第三者委員会としては公益通報に当たるとした。
①については怪文書ではなかったとしながらも
②~④によって懲戒処分は避けられないとしている。
マスコミは②~④は取り上げないだろうけどね。
…で、これで「知事は辞職しろ」と
メディアは騒ぎ立てるのだろうけど
既にパワハラと公益通報者の件では
「疑惑」の段階で不信任にして
再選挙もしているワケで…
「もう1回やれ」は流石に無理がある。
やるとしたら解散しかない。
本来はこの報告を待って不信任とすれば
こんな問題にもならなかったのだ。
結局はメディアが必要以上に騒ぎ立てて
県政を混乱させてしまったことが原因だ。
メディアはちゃんと反省しているのだろうか。
「報道特集」は未だに続けているけど…。