唐田えりかのことは書いてたけど
「極悪女王」の見終わったあとの感想を書いてなかった。

言うまでもなく、素晴らしいドラマで
あえて欠点があるとすればたった5話で終わり
…ということくらいだ。

でも5話だからこその密度の濃さともいえる。

 

続編は作れない内容なので

そのウチまた最初から見直したい。



唐田えりかの長与千種が素晴らしい事は書いたが
もちろん、剛力彩芽のライオネス飛鳥だって素晴らしい。

剛力の運動神経の良さにはビックリした。

ただ、実際のクラッシュギャルズも
実はほとんどが千種のファンで
飛鳥は可哀想なんだけど、
このドラマの飛鳥も、千種の引き立て役に
なっちゃってるのが可哀想だった。

プロレスって強さは大事なんだけど
それだけじゃないのが難しい。

ジャガー横田も飛鳥も
実際強かったのだけど
それが人気に紐づかない。
そして、横田や飛鳥をドラマにしても
そんなに面白くならないだろう。




あと、「ブック」についても触れておく。

ドラマではやたらと「ブック」という用語が
乱用される。

これは「台本」のことをさすのだが
要するに勝敗を事前に決めていることを意味する。
 

ドラマを面白くするための演出だが
実際の全日本女子プロレスは、本当に頭のおかしい団体で
事前に勝敗は決めずに毎回ガチで試合をさせていた。

ドラマにも登場する松永兄弟は

試合前、選手の控室に行き
「あいつこんなこと言ってたよ」と
憎悪の感情を持たせリング上で喧嘩させる。
トップの人間が、そんなことを平気でやっていた。

当時、選手は25歳定年説なんて言われていたが
それくらい選手を使い捨てにしていたのだ。

それでいて、選手の10倍以上のギャラを

貰ってたのだから酷い連中だよ。