視聴率データは2種類ある。
テレビ所有世帯のうち何世帯で
テレビをつけていたかを示す「世帯視聴率」…と
誰がどのくらいテレビを視聴したかを示す「個人視聴率」だ
その「個人視聴率」を表す中で
13歳から49歳までを「コア視聴率」という。
この層は、行動範囲が広く
商品やサービスの購買意欲も高いから
大事なんですよ…とスポンサーを納得させるために
テレビ局が勝手に作り出した指標だ。
大切なのは「世帯視聴率」ではなく「コア視聴率」。
だから「世帯視聴率」が低くても
関係ないんです…とね。
ちなみに、僕なんかは「コア視聴率」の層からは
外されてしまった年代だけど
「コア視聴率」世代よりお金もあるし
購買意欲はあるけどね。
今年の日本テレビの「24時間テレビ」の平均世帯視聴率は
12.5%で大成功だったことは以前書いた。
しかし、コア視聴率で見てみると4.7%で
実は過去最低の数値を叩き出してしまっており
全然大成功ではないのだ。
一方で、フジテレビの「27時間テレビ」は
平均世帯視聴率は6.1%であるが
コア視聴率は4.0%。
世帯視聴率ではダブルスコアだが
コア視聴率では肉薄する結果となった。
これはどっちを良しとするのか…。
近年、大事なのは「コア視聴率」
…と言ってきたテレビ局だが
そんなマヤカシもいつまで通じるのかね。