つい最近、東京ディズニーリゾートを訪れる
18歳~39歳の割合が減っているとのニュースがあった。
コロナ禍前と比べる10%くらい減ったとのことだ。
単純にチケットの値段が上がったのは大きい。
2019年に7,500円だったチケットは
2023年には1万円に達している。
(年間パスポートも2021年に廃止となった)
若い人が気軽に行ける値段ではなくなったのが
一番の理由だろう。
そして、そもそも毎年若者の人数は減っている。
年々40代以上の比率が上がっていくのだから
入場者だって、若者より年配者の比率が
上がるのが当たり前だ。
更に、今は外国人観光客の割合も増えている。
海外に比べると日本のディズニーは圧倒的に安いしね。
近年、ディズニーの映画があまりヒットしていないから
ディズニーランドの人気もなくなった
…みたいな論理を展開している人がいるが
それは違うかなぁ。
東京ディズニーリゾートの入場者数が上がり出したのは
2010年頃からだ。
その頃のディズニー映画のヒット作といえば
2010年の「塔の上のラプンツェル」、
2013年の「アナと雪の女王」なんかがあるが
このヒットが理由でディズニーリゾートの入場者が
増えたわけではない。
増えたのは、ディズニーランドが出来た時に子供だった世代が
親になり、子供をつれていくようになったからだ。
映画のヒットとはあまり関係がない。
漫画の年齢別読者比率が上がっているのと同じ原理だ。
今は40代も50代も普通に漫画を買って読む。
そうなると、お金もあって、人数も多い40代、50代が
人口比率的にも増えるのは当たり前なのだ。
もし今、マンガの単行本が千円とかになったら
子供は買えなくなり、「若者のマンガ離れ」なんて
言われるのだろうね。