8月13日に、パリ五輪のメダリスト66人が首相官邸で
総理大臣への“表敬訪問”が行われた。
その中で、ブレイキンをイマイチ理解出来ていない岸田首相に
室伏長官が、披露してはどうかとAMI選手にむちゃぶりをした。
しかし、AMI選手はスーツでは出来ないと断ったことから
室伏長官が「ブレイキンを軽く見ている」「一発芸ではない」…等
批判されることになった。
室伏長官は、断られた直後に「失礼しました!」と謝罪している。
僕は、批判されるのは理解した上で
室伏長官の優しさもあったのではと思う。
金メダリストとはいえ、AMI選手のことを
日本のどれだけの人が認知しているのか…。
そして1年後、どれだけの人が彼女のことを
覚えててくれるだろうか…。
首相官邸でブレイキンを披露したら
間違いなく各局のニュースでその場面は流される。
AMI選手にとっても、ブレイキンという競技にとっても
知名度を上げるチャンスだったと思う。
既に、次のロス五輪では
ブレイキンが採用されないことも決まっている。
もしかしたら、パリ五輪が
ブレイキンにとって最初で最後のオリンピックかもしれない。
そんな中、皮肉にも
このニュースで一番知名度を上げてしまったのは
断られた室伏長官だった…。