先週放送された「有吉弘行の脱法TV」。
「テレビで出来ないとされていること」を
有吉弘行が抜け穴を探して何とか実現しようとする番組である。
とても考えさせる内容だった。


番組で取り扱ったテーマにタトゥー芸人があった。
芸人のタトゥーはNGとされているが
アーティストや海外のアスリートなど
一部の人はタトゥーを見せても問題にならない。

だったら、もともとタトゥーが入っているアーティストが
芸人になって、舞台でネタを披露するところを映せば、
結果的に「タトゥーが入っている芸人」の映像を流せるのではないか…と
本物のアーティストに協力してもらって、それを検証してみせる。

結果として、ネタを披露する手前で
VTRは止められてしまう。

「ここで放送してしまうと前例になってしまうので
 判断が難しかった」
…との理由だった。



つまりは、「悪目立ち」はしたくないということだ。

クレームが来るか来ないか解らないけど
来そうなことはしなくない。

それが無難なモノに偏った現在のテレビの姿なのだ。

ネット配信はオーケーなのに、地上波ではダメ。
その線引きと理由はなんなんのかね。