松尾潔が、芸能事務所スマイルカンパニーとの契約が途中終了した件で
山下達郎が9日放送の自身のラジオ番組で考えを語った。


僕は山下達郎のファンでもなんでもないのだけど
彼の言ってることはなんとなく理解出来た。

例えば、親友とか恩師とか家族とか
自分の大切な人が
間違いを犯してしまったとしても
僕は罪は罪として認めた上で
関係を続けることを選択する人間だ。

松尾潔や山下達郎を叩いてる人達は
そんな犯罪者とはとっとと縁を切れという
考えの人間なのだと思う。

どちらが正しいとかの問題ではなく
考え方が違うという話だ。
それを理解しろと言われても難しいだろうし
考えの違う人を批判するのも違う。

ラジオの最後で語った
「このような私の姿勢を、忖度あるいは長いものに巻かれていると解釈されるのであればそれでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう」
この言葉は、嫌ならオレの音楽を聴くな
というファンを切り捨てた言葉ではなく
思想の違う人には何を言っても無駄という諦めの言葉だと思う。


出来ることなら、考えの違う人達と一緒に仕事はしたくないし
もし自分の大切な人を悪く言うなら
距離を置いて欲しいと願うだろう。

松尾潔との契約を終了したのはそういうことだ。
雇用関係でもないので、考えが違う以上
他で仕事をして下さい…と。

山下達郎も別にジャニーズを擁護している訳ではないし
性加害を容認してる訳でもない。

被害者のことを考えていない訳でもない。
忖度というのも違う。
ビジネスだけの付き合いなら
もっと簡単に関係を切ることも出来ただろうね。


こんな僕の考えも理解はして貰えないと思うが…。