エルピスは全面的に高評価なのだけど
唯一、「ん?」…となったのは
2話に安倍元首相の映像を使用したシーンだ。

使用するのはかなりハードルが高く
いろいろ大変だったそうだが
どうしても必要なシーンだったのだろうか…。
ストーリー上、無くても何も問題ないし
架空の人物にしても差し支えない。
ここだけ現実世界になる事にとても違和感を感じた。

第二次安倍政権以降の「モノ言えぬ空気」に
危機感を覚えていたとのことだが
…そうかな?

テレビは割とやりたい放題
安倍首相を叩いていたし
オリンピックだって批判しまくっていた。
実際にこの画像も使用許可が降りているワケだし…
閉塞感を感じるようなことがあったのかね。


むしろ、ダメなのはテレビメディアで
やれ大手事務所だ、やれ大口スポンサーだと
政治の忖度どころではない。

テレビが思うように報道出来ないのは
政治のせいだとでも言いたいようだが
「モノ言えぬ空気」を作り出して来たのは
ほかならぬテレビ自身で

TBSで「エルピス」の企画が通らなかったのも
そんなテレビの恥部を晒すことが問題になったからだ。



あとね、ネットには「亡くなった安倍元首相に失礼だ」
という意見があったそうだが
僕の意見はそういうのとは違う。

なんか制作側の自己満足というか
「やってやった」感が透けて見えて
とても陳腐で滑稽に感じたのだ。

令和の時代、エンタメに政治的な色を
入れるのってどうなのかな?

ネットでいろんなことが
解ってしまうこの時代に
ちょっと感覚が古い気がするね。

エンタメとしてとても優れているのに
そっちの話題になるのは
正しい評価を得られていないようで勿体ない。
実際に嫌悪感を示す保守層の人もいたからさ…。