ちょっと古い話になるが
先月の17日、「ファスト映画」を
YouTubeにアップロードした2人対し
東京地方裁判所は損害賠償保証金5億円の支払いを
命じる判決を言い渡した。

「ファスト映画」とは、字幕やナレーションをつけて
内容を10分程度にまとめた違法動画である。
映画54作品をYouTubeにアップロードし
700万円ほどの利益を得ていたとのことだ。

たかだか700万円の利益の為に5億円だよ。
とても胸のすくニュースだな。

当然、こんな連中は5億円なんて
払えるワケもないのだけど
「ファスト映画」で金儲けは出来ないという
現実を突きつけたことは
今後の抑止力のためにも大切なことだ。



…ただ、そもそもの話なんだけど
「ファスト映画」を見る気持ちがよく解らない。

以前、「倍速視聴」について書いたが
「倍速視聴」は通しで見るので
まだ気持ちは理解出来るのだが
「ファスト映画」については全く解らない。
あらすじだけ全編知って楽しいのだろうか…。

あらすじを知った上で
面白そうだったらちゃんと見るということか?

あらすじは面白そうだったけど
つまらない映画はあるし
逆に、あらすじはつまらなそうだけど
メチャクチャ面白い映画だってある。


「ファスト映画」を上げる人間も、見る人間も
きっと薄っぺらい人生なんだろうなぁ。