古谷一行さんがお亡くなりになりました。
78歳だそうです。
一般的には、古谷さんの代表作って
金田一耕助シリーズになるんですかね。
ただ、僕にとっての古谷一行さんは
「オレゴンから愛」なんです。
「オレゴンから愛」は1984年のテレビドラマで
今も続いている木曜劇場の第1作目ですね。
言ってしまえば「北の国から」の
2匹目のドジョウです。
僕は当時、小学生だったんだけど
「北の国~」より「オレゴン~」の方が好きだったなぁ。
解りやすいというのもあるし
「ライスカレー」とか「かもめ食堂」とか
海外で生活する日本人の話が好きなんだよね。
「オレゴン~」は両親を亡くし
オレゴン州に住む叔母夫婦にひきとられる子供の話で
引き取る側の日系アメリカ人のオジさんが
古谷一行さんなんです。
アメリカにやって来たことのとまどいと
義理の親子としての関係が描かれるワケです。
連ドラが終わった後も
年1でスペシャルドラマがあったのだけど
さすがに何年もアメリカに居たら
文化にも慣れてくるし、英語も喋れちゃうし
義理親子のギクシャクもやり尽くしちゃって
途中からは明らかにネタ切れになってた。
タイトルも「オレゴン日記」とかになって
全く違うドラマになっていったけど
古谷さんは変わらず出ていたんじゃないかな。
まぁとにかく、子供だった僕が
「古谷一行」という役者をちゃんと認識した作品が
「オレゴンから愛」だったんです。
あんまり「オレゴン~」を語る人も
居ないと思ったので書きました。
おじいちゃんになっても
変わらずダンディでいい声でしたね。
ご冥福をお祈りします。