漫画家ちばあきお先生が亡くなってから
もうすぐ40年になる。

知らない人のために一応説明すると
ちばあきお先生は、70年代~80年代に
主に「月刊ジャンプ」で活躍した漫画家で
代表作はアニメにもなった「キャプテン」である。

キャプテン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)


そして、あきお先生の実兄は
「あしたのジョー」や「のたり松太郎」の

ちばてつや先生である。
てつや先生は、現在も現役の漫画家だ。


僕は、あきお先生の大ファンで
「キャプテン」や「プレイボール」も
もちろん好きだけど、一番好きだったのは
「不思議トーボくん」だった。
(僕は、世代的に「トーボくん」から
 あきお作品に入った)

動物と話せる能力を持った
不思議な少年の物語なんだけど
それがほのぼのとしたタッチで描かれる。
一本、一本が独特で、全て心に残る展開…。
今読み返してみても、全話覚えていた。
(「トーボくん」の続編も
 七三太朗とコージィ城倉で描いてくれないかなぁ…)


その後あきお先生は、
1984年、「チャンプ」を連載中に自ら命を絶ってしまう。

月刊ジャンプ読者で、毎月楽しみに読んでいた
小学生の僕は愕然として
何がどうなったのか受け止めきれなかったものだ。

 

ちばあきおを憶えていますか 昭和と漫画と千葉家の物語

そのちばあきお先生とその家族のことを描いたのが
「ちばあきおを憶えていますか」である。

作者は、あきお先生の息子さんで
いろんな人の証言を元に構成されている。
ちばあきおファンの為の一冊だ。