『キングオブコント2021』は、
空気階段が第14代目王者になった。
例年、数本は上手くいかないコンビがあるものだが
今回は、全てのネタのレベルが高い奇跡のような大会。
その中で、大会史上最高得点となる
「486点」を記録した空気階段の1本目は
伝説になるようなすごいネタだった。
M1の笑い飯「鳥人」を思い出した。
その前のザ・マミィも凄い完成度だったが
それすらも軽く超えていった。
空気階段の優勝に異論を唱える人はいないだろう。
そして、今回から審査員も一新した。
2015~2020年の6年間は、
さまぁ~ず、バナナマンが務めたきたが
今回から山内健司、秋山竜次、小峠英二、飯塚悟志に
若返りを果たした。
振り返ると、第1回から第7回までは
セミファイナリストで敗れた芸人100人くらいで
審査を行っていた。
しかし、事務所のチカラ関係がある上に
誰が誰に何点入れたのかも解らないので
責任の所在が不明で
審査される側もどこか納得のいかない結果になることも
なくはなかった。
それを解消するために
第8回大会から、さまぁ~ず、バナナマンが
審査を行うことになった。
さまぁ~ず、バナナマンの緩い審査を
批判する声も多かったのだが
前述の通り、そもそも審査員は、
審査される側が納得する人でなければならない。
この人に認められたいと思う人に決めて欲しいわけで
そういう意味では、多くの芸人が憧れていた
さまぁ~ず、バナナマンは適任だったのだ。
そして今回の若返りは、ようやく次の世代が
審査を出来るような立場へと成長したことを意味している。
しばらくは、この4人+松本という体制で
いくのだろうね。