今から18年前…
「アルファアルファ」というコンビに
限界を感じていた飯塚悟志と豊本明長は、
ちょうど「プラスドライバー」というトリオを
解散した角田晃広を引き入れることにした。

これが東京03の誕生なのだが
角田の加入について、現在も東京03と深く関わっている
放送作家のオークラからは大反対されたという。

角田晃広は、飯塚曰く
「センスがなくてダサい、でも気のイイ人」だそうだ。
そんな角田のダサさは
飯塚がやりたかった笑いにピッタリとはまった。

同時期のバナナマン、ラーメンズ、おぎやはぎ…等
センスのある芸人達が多くいる中で
角田の圧倒的なダサさは大きな武器となった。

当初、角田の加入に反対していたオークラも
東京03のコントを見て
「これからは、03に本腰を入れたい」と申し出たという。

角田の良かったところは
自分がダサい自覚が全くないことだ。
バナナマン、ラーメンズらと同等にセンスで
勝負出来てると思い込んでいた。
まさに、ダサいの本格派なのである。

その本格派のダサさは、「半沢直樹」でも
「大豆田とわ子と三人の元夫」でも大きく生かされている。


ナチュラルにダサさを演じれる男・角田晃広を
みんな待っていたのだ。