SMAPの「世界に一つだけの花」が、
9月23日付のランキングで37位にランクインし
トップ100入りが184週となった。

これにより、中島みゆきの

「地上の星/ヘッドライト・テールライト」が
06年に達成した183週を上回り
13年8カ月ぶりに記録を更新した。


このSMAPのニュースに
なんかモヤモヤな感じがするのは
僕だけでは無いと思う。

もちろんすごい記録ではあるのだが、
純粋に「すげーな」とは思えないのは
この記録が一部のファンによって
作為的に作られた記録だからだ。


2016年の解散騒動への意思表示としての
購買運動がそもそもの始まりだった。

その時点で260万枚だった売上が
解散までに300万枚を突破した。

それだけすごい人気だったということではあるが
同時に、この購買運動って
同じ人が何枚もCDを買ってることであり
それってどうなの?…と思えてしまう。

極端な話、とんでもない金持ちが
大好きなCDを500万枚買ったとしたら
その曲は、日本一売れたCDということになる。

でも、もちろん
そんな記録になんの価値もない。

握手券でCDを売ってる某グループも
批判されているが
それとやってることは大して変わらない。

なぜなら、純粋に曲が好きで購入するのなら
1人1枚買えば済むからだ。
複数毎、購入するということは
曲の価値とは別の意味が発生しているということだ。



オリコンの100位に入ろうと思ったら
CD不況の現在では
300枚くらい買えば可能だ。

何人かファンが集まって
100位にランクインさせよう
…というのは全然可能な話なのである。


でも、それってお金で記録を買ってるみたいで

なんかスッキリしない。
逆に価値を下げてるようにすら見えてしまう。

同じ300万枚でも、「だんご3兄弟」と

「世界に一つだけの花」、「Teacher Teacher」(AKB48)は

全く価値が違うのだ。


むしろこのニュースで、驚かされたのは
何もない状況で183週に渡って
トップ100入りした中島みゆきの凄さだ。

 

しかも、2006年の方が今よりCDが売れていたので

100位にランクインするのは、より難しかったハズだ。

中島みゆきって、スゲーな。