ドラマ「べしゃり暮らし」


僕は原作を読んでいるのだけど
ドラマ版もとてもよく出来てて
原作の良さが出ている。


連載開始が10年以上前だから

そもそもちょっと古いんだけどね。



主人公の圭右がうるさいのも原作通り。


まだ高校生なんでね。
笑わせるためならなんでもアリなんだ
…という10代ならではの
後先考えないお調子者のガキなんだよ。

演じてるのが26歳の間宮祥太朗だから
そんな風には見えないと思うけど…。

それと圭右は、ますだおかだの岡田圭右から
とってる名前なんでね。
テンション高いキャラなんだ。



あとね、劇中の漫才が面白くないとかいう

バカな意見を聞くけど、
「笑い」なめるな!「漫才」なめるな!
…って話だよね。

プロの芸人がどれだけ考えて
どれだけ練習して漫才を確立させているのか。

劇場で何十回とかけて
「あそこはウケたから広げよう」とか
「あそこは解りづらいから言い方変えよう」とか

間を変えたり、テンポ変えたり
そんなことを繰り返してようやく完成させてるのが
プロのネタなんだ。

それを役者がちょっと練習したくらいで
面白くなるワケないじゃん。
それはドラマの中のウソじゃん。

ドラマ上の表現じゃん。

プロスポーツ選手のドラマを
役者が演じるのと一緒で
同じように出来なくて当然。


描きたいのは漫才に青春をかけた

若者のドラマなんだよ。