高畑・宮崎アニメを「色」で支えた職人
保田道世さんの人生を振り返った一冊。
1997年の発売なので「もものけ姫」までを
振り返った内容になっています。
そして、保田道世さんは、「なつぞら」のももっちの
モデルでもあります。
「ヤッチンが『もう1本やりなよ』って盛んに言っていたんだよね……」
宮崎駿が新作映画の企画を出したのは、
保田さんが存命中の2016年7月だったそうで
その年の10月に保田さんはお亡くなりになりました。
宮崎作品には、なくてはならない人。
「崖の上のポニョ」で一線からは離れたものの
宮崎監督のラブコールに応えるため
「風立ちぬ」では作品限定で復帰を果たしたのだ。
結局、保田さんにとっては
「風立ちぬ」が最後の作品になったが
宮崎駿がもう1本作ろうと決意したのは
がん闘病中の保田道世さんのためだったのかもしれない。
2018年には高畑勲監督が亡くなり
二人の戦友を失った宮崎監督が
最後の作品で何を見せるのか…。