嵐の活動休止のニュースを見て
僕は、「ドラゴンボール」の最終回を思い出した。

言うまでもなく「ドラゴンボール」は
1984年から少年ジャンプで連載していた
国民的な人気漫画である。

そんな「ドラゴンボール」は人気絶頂のまま
1995年に連載を終了するのだが
それは単なる1雑誌の1連載が終わる程度の話ではなく
日本の経済をも揺るがす大事件で
事前の根回しとかなりの調整期間が設けられた。

嵐の活動休止は、それに匹敵するくらいの
大きな事件である。
だからこそ2年もの猶予期間を持って発表されたのだ。



一方、ドラゴンボールを失ったジャンプがそうであったように

嵐を失うことで、
長きに渡って業界で力を保持してきたジャニーズの
暗転を予感させる。

SMAPの解散に始まり、TOKIO、タキツバと
これまで磐石と思われていたグループに
変化が訪れている矢先に
稼ぎ頭の嵐の活動休止である。


SMAP解散の時は
まだ嵐がいるし…という感はあったが
嵐の下のグループは
そこまでチカラがないのが現実である。

Hey!Say!JUMPやキスマイの
メンバー名を一般の人が
どれだけ認知しているかを考えれば
まだまだ道のりは遠い。

NEWSやKAT-TUNを見てもわかるように
長きに渡ってグループとして活躍し続けることは
本当に難しいことなのだ。

最近はDA PUMP、三浦大知、EXILE系のように
本格的なダンスを目にする機会が増え
ファンも目が肥えていることもある。

SMAPや嵐みたいな成功例は
本当に奇跡なのだ。


ジャニーズの個々のタレントは
今まで通り活躍はしたとしても
それは他の事務所だって同じ。

今まで、強気だったジャニーズは
かつてのような影響力は持てなくなるだろう。
 

これからの2年が勝負ともいえる。