今期、「BG」を書いた井上由美子と
「アンナチュラル」を書いた野木亜紀子。
二人が関連した作品といえば「ラッキーセブン」である。
「ラッキーセブン」は2012年1月期放送の
フジテレビドラマで
野木亜紀子が初めて連ドラを手掛けた作品だ。
出演は、松本潤、瑛太、仲里依紗、大泉洋、松嶋菜々子
…というなかなかの豪華キャストで
平均視聴率は15.6%だった。
更に、ちょうど1年後の2013年1月に
続編のスペシャルドラマも放送されたのだが
この時の脚本は、なぜか野木亜紀子ではなく
井上由美子だったのだ。
ところが、このスペシャルは
とにかく酷い内容だった。
…というか完全に準備不足なのだ。
何かの事情で突如決まってとしか思えない。
大泉洋はこの時期、日テレの別ドラマと撮影が重なって
ほとんど出てこないし
本来書くハズの野木亜紀子にしても
TBSで2013年4月スタートの
「空飛ぶ広報室」の準備で忙しかったのだ。
(それで井上由美子になったのか?)
以降、野木亜紀子はフジテレビで
書くことはなく
現在までTBSを中心に仕事している。
そもそも野木亜紀子は
フジテレビヤングシナリオ大賞の出身で
それがデビュー作でもある。
「ラッキーセブン」が原因なのかは解らないが
フジとの信頼関係が壊れてしまったのは確かだ。
本来、フジテレビが育てなければならない逸材を
簡単に手放してしまってる辺りが、全くダメダメだね。
逃した魚は大きいなぁ。