池井戸潤をあらかた読んでしまったので
東野圭吾の「マスカレード・ホテル」を読んでみた。

東野圭吾は学生の頃に少し読んでいた。
もう20数年前で「魔球」とか「放課後」とか…。
その頃はこんなに人気作家になるとは
全く思わなかったよ。


学生の頃はあんまり気にならなかったけど
10年くらい経ってから「ガリレオ」を読んでみたら
なんかしっくり来ないというか
文章があんまり好みではないなぁ…と感じた。
どうも読んでて気持ちよくない。

それは今回「マスカレード・ホテル」を
読んでいてもやっぱり感じた。

「ガリレオ」にしても「新参者」にしても
映像作品で見ると面白いのだから
文章については「好み」としか言いようがないのだろう。


…で、「マスカレード・ホテル」なんだけど
正直言うと、それほど面白くなかった。


来年、キムタクと長澤まさみで
映画が公開されるので、それを見たら
また印象が変わるのかもしれないけど
けっこう前半が退屈で
500頁もあるのに全然進展しないなぁ
…という感じなのだ。

もっと次々と事件が起こって
息も尽かせぬ展開みたいのを期待してたんだよね。

ラストも有りがちというか

「これだけ?」みたいな感じ…。
主人公の刑事も特別キャラが
立ってるワケでもないし…。

 

続編の「マスカレード・イブ」を

読もうか迷うところだ…。



ただ、木村拓哉の映画主演については
いろいろ批判が多いけど
僕はそんなに悪くないと思った。

まぁ、30代半ばの設定なので
そこは違うかなぁとは思うけど
実年齢の45歳の役をやったとしても
逆にリアリティないしね。

長澤まさみについても
すごくナイスキャストだと思う。

退屈と感じた小説が

どんなふうに映画になるのかは

楽しみかな。