ハラスメント、人種差別等の問題で
良く言われるのが
加害者側の意識ではなく
受け手側がどう思うかだ…というのがある。

なんかいかにももっともらしい
正論に聞こえるが
僕は、とても危険な考え方だと感じている。

それは、受け手側はどうとでも言えてしまうからだ。
「不快だ」と言おうと思えば
何にだって不快と言えてしまう。

 

それが間違っていたとしても、

意識的に難癖をつけるつもりでも

同じ受け手側の意見として通ってしまう。

それが発展した結果が
モンスターペアレントだったり
クレーマーだったりする。

「言ったもん勝ち」ということだ。

イチイチ、受け手の言い分を聞いていたら
声の大きいヤツのための世の中になってしまう。
空気も読めない理解力の無いバカに合わせた
怖い世界になってしまう。
 

とても危険だ。


被害者の声を一切聞くな…と言ってるワケではない。
節度を持った対応は必要だけど
受け手側の意識にズレがあるのなら
「違う」、「行き過ぎだ」と

ハッキリ言うべきだ…と言ってるのだ。


生きてたら、誰にだって
いろんなイヤなことがあるけど
みんなそれを我慢して生きてる。

いい大人が、なんでも「嫌だ嫌だ」と
騒ぐんじゃないよ。

「甘えんじゃねー」…と言いたい。