前にもこのブログで書いたが
坂元裕二の作品は冬がとても似合う
…というのが僕の持論だ。

2話では、別府(松田龍平)と九條(菊池亜希子)が
明け方、ベランダで
サッポロ一番食べるシーンがあったが
ああいうのは、本当に
心に沁みてくる大好きなシーンだ。

でも、もしあれが夏で、
二人もTシャツ姿だったとしたら
やっぱりなんか絵にならない。
寒い冬に、マフラーを巻きながら
温かいラーメンを
ベランダで食べるからいいのだ。

そして、そんな中で
二人の関係の終わりを優しく告げられる。

淋しくて暖かいシーンだ。
坂元裕二にしか書けないシーンだと思う。




僕がエキストラで作品に参加するのは
目立ちたいとか、テレビに映りたいとかではなく
大好きなドラマの中の住人になりたいからである。
その世界に存在していたいからである。
だから、好きな作品にしか出ないし
その世界を壊すようなことはしたくない。

今回、念願だった坂元裕二作品の世界に
少しだけでも住めたことは
とても幸運だった。

ちなみに、2話で
僕の出演シーンはおしまいでした。
これからは、たっぷりと
ドラマを楽しみたいと思う。