映画「君の名は。」、やっと観た。

 

来週はいよいよ「この世界の片隅に」なんで
その前には…ということで観に行ってきた。

 

今日現在で、日本映画の歴代興行成績で9位にまで
上り詰めているこの作品であるが
そもそも、この上位に入ってる作品に
名作と呼べる作品は一本もない。

 

千と千尋~、アナ雪、ハリーポッター、踊る~…。
まぁどれも「はぁ?」…って感じの作品なので
「君の名は。」にしても
十代が騒いでるだけのスカスカ映画なんじゃないの
…くらいの期待で観た。

 


でも、すごく良かったなぁ。

 

入れ替わりモノ…ってだけで
簡単に片づけてる人もいるけど
そんな単純な内容ではないよ。

 

別に意外性を狙ってる作品ではないので

オチがどうとかはあんまり無い。

でも、見せ方も上手いし、テンポも良い。

単純に映画としての出来がいい上に

ドラマもあって心情もしっかり描いている。

だから何気ない事が、心に響くのだ。

 

いい年したオッサンが

キュンキュンするなんて言いたくはないけど
そんな十代の頃のドキドキを
思い出してしまう作品だった。

 

大人の僕が良かったと思うのだから
そりゃ、実際の十代はガッツリ掴まれてしまうよね。
納得した。

 

 

あと前半で、なぜか岩井俊二の「Love letter」を
思い出してしまって
なんでだろう?…と思ってたら
スタッフロールに岩井俊二の名前が出てきた。

 

調べてみたら
新海監督は、岩井作品に
大きく影響を受けてるらしくて
空気感が似ていたのはそのせいなのかなぁ。

 

 

宮崎駿の後継者は、細田守なんて言われてたけど
ここに来て大逆転された上に
大きく差が出来ちゃったよ。

 

そして来週は、片渕須直の
「この世界の片隅に」。
楽しみだなぁ。