僕がここ3年くらいで
最も新刊の発売が待ち遠しい漫画「チェイサー」。
その4巻です。

今回も期待通りの面白さでした。
そのウチ、ドラマ化もありそう(地味だけど…)。




「チェイサー」を知らない方のために…。

物語は、昭和30年代前半から始まる。

「チェイサー」は、“漫画の神様”手塚治虫と
その手塚を意識しまっくてるマンガ家の物語。

主人公の手塚を意識しまっくてるマンガ家・海徳光市は、
もちろんフィクションなんだけど
彼の目線で手塚治虫というマンガ家の凄さが
語られる…と同時に
当時の漫画の時代背景もしっかり描かれていくのが
このマンガの面白さでもある。

ただ、4巻では
ずっと絶頂をひた走っていた手塚治虫が
アニメも打ち切られ、連載も不調。
次第に漫画界の端に追いやられていく。
手塚の焦りをヒシヒシと感じてしまう内容だ。

そんな中、いよいよ「少年ジャンプ」も創刊され
週刊誌バトルは本格化していく。




ちなみに、失敗作とされている
「W3」と「バンパイヤ」なんだけど
僕は大好きな作品。
手塚ベスト5なら必ず二つとも入れてしまう。


上手くいかなかったのは
スポ根ブームの時代に合わなかっただけの気がするなぁ。




ちなみに、一番好きなのは「アドルフに告ぐ」。