北海道で、置き去りにされて以来
6日ぶりに保護された少年の話。
僕は彼のニュースを聞きながら
自身の少年時代の事を思い出していた。
たぶんあの少年と同じくらいの
年齢だったと思うのだが
僕も母親に置き去りにされたことがある。
当時、僕はスイミングスクールに通っていたのだけど
その日は「練習をやりたくない」と
スイミングスクールで駄々をこねた。
母親は勝手にしなさいとばかりに
僕をスイミングスクールに置いて帰ったのだ。
「この野郎」と思った。
スイミングスクールは自宅から
車で30~40分は掛かる場所にあったのだが
僕は歩いて帰ることにした。
母親の鼻を明かしてやるぞ。
そう決意したのだ。
しかし、しばらくは歩いていたものの
普段、車で走ってる道なので
道がよく分からない。
たまたま通りがかりのオジさんを捕まえて
「○○に行きたいんですけど」と道を聞いた。
オジさんは驚き
「○○まで歩いてなんて行けないよ。
電車でも使わなきゃ無理だよ。」と
僕を交番へと連れて行ってしまったのだ。
交番からスイミングスクールへと連絡され
戻ってきた母親に引き渡された。
僕の反抗はあっさり終わってしまった。
僕は、北海道の少年の気持ちが解る。
父親に叱られムカついていたのだ。
推測だが5分後に父親が戻って来た時も
影から見ていたかもしれない。
少なくとも僕ならそうした。
そして、少年は完全勝利を果たしたのだ。
あの日、僕がやりたくても出来なかったことを
少年はやり遂げたのだ。
6日ぶりに保護された少年の話。
僕は彼のニュースを聞きながら
自身の少年時代の事を思い出していた。
たぶんあの少年と同じくらいの
年齢だったと思うのだが
僕も母親に置き去りにされたことがある。
当時、僕はスイミングスクールに通っていたのだけど
その日は「練習をやりたくない」と
スイミングスクールで駄々をこねた。
母親は勝手にしなさいとばかりに
僕をスイミングスクールに置いて帰ったのだ。
「この野郎」と思った。
スイミングスクールは自宅から
車で30~40分は掛かる場所にあったのだが
僕は歩いて帰ることにした。
母親の鼻を明かしてやるぞ。
そう決意したのだ。
しかし、しばらくは歩いていたものの
普段、車で走ってる道なので
道がよく分からない。
たまたま通りがかりのオジさんを捕まえて
「○○に行きたいんですけど」と道を聞いた。
オジさんは驚き
「○○まで歩いてなんて行けないよ。
電車でも使わなきゃ無理だよ。」と
僕を交番へと連れて行ってしまったのだ。
交番からスイミングスクールへと連絡され
戻ってきた母親に引き渡された。
僕の反抗はあっさり終わってしまった。
僕は、北海道の少年の気持ちが解る。
父親に叱られムカついていたのだ。
推測だが5分後に父親が戻って来た時も
影から見ていたかもしれない。
少なくとも僕ならそうした。
そして、少年は完全勝利を果たしたのだ。
あの日、僕がやりたくても出来なかったことを
少年はやり遂げたのだ。