今、一番テレビを見ているのは高齢者。
「相棒」もそうだけど
その層をターゲットにするのは
視聴率を得る一番の近道である。

相続税が今年1月から
基礎控除が引き下げられたこともあり
高齢者にとって「遺産相続」は感心のある題材。
14.2%という初回視聴率も
その感心の高さを示している。


あんまりドロドロし過ぎたら嫌だなぁ
…と思っていたけど
いい頃合いに仕上がっており
最後までテンポ良く見せてくれた。

井上由美子脚本はこのくらいが調度いいね。
社会問題を深く掘り下げようとすると
内容が薄っぺらくなってしまう。

そして、向井理はこういう表面的クールだけど
奥底で何考えてるか判らない役は
ピッタリはまる。

向井理演じる研修医が婿養子となり
岸部一徳らの河村家と
どう対峙していくのか楽しみに見ていきたい。