本の紹介です。

「スケッチトラベル」は、日本では
2年半前に発売された画集です。


けっこう前にWOWOWのドキュメントにもなり
それで知った人も多いと思いますが
(僕もその一人です)
素晴らしい内容にも関わらず
一般にはあまり知られていないので
僕からも紹介させて戴きます。



そもそもの始まりは、「ダム・キーパー」
(第87回 アカデミー賞
 短篇アニメーション部門ノミネート)
の監督でもある堤大介氏によるものです。

2006年より、彼とジェラルド・ゲルレが
「60人の様々な国のアーティストたちの間で
スケッチブックをまわし、
他所にどこにもないユニークな本を作る」のを
目的とした「お遊び」でした。

最終的には71人のアーティストが参加し、
4年半をかけて12か国を回ったスケッチブックは、
オークションにかけられ、
その収益を開発途上国への教育支援に取り組んでいる
NGOに寄付されました。
また、この画集の売り上げも同様に寄付されます。


また、堤大介氏の奥様は、宮崎駿の姪なのですが
(「となりのトトロ」のめいのモデルは
 奥様の「めい」さんなのです)
そんな繋がりもあり
このスケッチトラベルのラスト71人目は
宮崎駿氏が務めました。

WOWOWのドキュメントによると
「みんな忙しいのにこういうことを頼んではダメ」と
宮崎氏に怒られたそうですが
氏の素晴らしい絵については、ぜひ画集を手にして
ご覧ください。




ほぼ日にもインタビュー載ってます。