舞台『君となら』は、斉藤由貴主演で
1995年に初演、1997年に再演をした舞台。
1990年代後半の三谷幸喜が
最も面白かった時代の名作舞台である。

17年ぶり再々演の主演は
初舞台の竹内結子が務め
その他の出演者も一新されている。


僕は過去2回とも観に行ってるので
2014年版はどうアレンジしてくるのか
楽しみにしていたのだが
ほぼ変更なし…。


三谷幸喜は出演者に合わせた
「あてがき」をするのたが
変更なしということは、つまりそれもなし…。
草刈正雄がパジャマ姿でウロウロしたって
カッコいいだけだよ。
角野卓造だからこそ、だらしないオヤジ姿が
ピタッとハマるのだ。

14年前はまだかろうじてあったポケベルの設定も
特に変えずに、(時代設定を90年代にすることで)
そのまま…。

せっかくキャストも一新しての14年ぶりの上演なのに
そのまま変えずにやる意味ってあるのかなぁ。
2014年版の新しい『君となら』を観たかったんだよ。
ちょっとガッカリしてしまった。

特に、斉藤由貴&角野卓造版の出来が良すぎただけに
2周りくらい見劣りしてしまう。
大好きだった作品を汚された感じだ。





↑1997年版のチラシ。