スタジオジブリが、映画制作から撤退するという。

正式な発表があったわけではないので
どこまでが正しい情報なのかは分からないが
8/3の情熱大陸の中で
スタジオジブリの代表取締役の鈴木敏夫氏が
「映画製作部門を解体しようと思う」と語ったのが
そもそもの発端である。

ジブリはアニメ業界では珍しく
スタッフ300人を正社員として雇用している。
(一部の例外は除くが)

これはアニメ界の待遇改善のため
1991年より行われてきた。
しかし映画のスケジュールには波があるため
300人ものスタッフに常に仕事を与えるのは
とても難しい。
仕事のない時期に
ゲーム「二ノ国」のアニメーション作画を
行ったこともあった。


加えて、稼ぎ頭だった天才宮崎駿が
引退したのは大きい。
興行的規模が縮小すれば
スタッフの数も縮小せざるを得ない。
だからといって、「宮崎復帰」というのは
なんの解決策にもならない。
新しい時代は新しい人間で切り開かねばならないのだ。


今後、どうなっていくのかはまだ分からないが
ジブリで育った才能が
また楽しい夢をみせてくれる日を
僕は待っている。


ちなみに僕は、「風の谷のナウシカ」から
「思い出のマーニー」まで
全てのジブリ作品を劇場でリアルタイムで観ている。
これは自慢だ。