文藝春秋に発表した小説「ドライブ・マイ・カー」の中で
中頓別町出身の女性運転手がたばこをポイ捨てしたことに対して
主人公が「たぶん中頓別町ではみんなが
普通にやっていることなのだろう」
と思う場面について
北海道中頓別町の町議が
「ポイ捨てが普通のことに受け取られる」と抗議した問題。

これに対して村上春樹は、
単行本にする時には別の町名に変えると発表した。



確かに、中頓別町の言い分も解らないでもない。

でも、中頓別町の人全員がポイ捨てしていると
断言しているのではなく
たまたま見た中頓別町出身者を見て
主人公がそう思っただけとも言える。
ひょっとして、村上春樹自身が
そういう体験をしたのかもしれない。

僕なんかは、頭ごなしに抗議するのではなく
せっかく世界的に有名な作家の小説の舞台になったのだから
町興しとかに上手く結び付けられないものかと思ってしまう。
なんか勿体ない。


もし、僕が生まれ育った町が同じように取り上げられたら
最高に嬉しいし、むしろ誇りにさえ思う。

まぁハルキファンの独り言ですけどね…。