9月7日に公開される
映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』に先立ち、
シリーズ最後のテレビドラマとして
制作された『サラリーマン刑事と最後の難事件』。


『踊る大捜査線』は1997年に
TVドラマとしてスタートしたワケなんだけど
ここまでの人気作になるなんて
当然、誰も予想も期待もしてなかった。

そもそもフジテレビの新社屋がお台場に移ったことによる
お台場PRドラマとして制作されたのだ。
当時のお台場は「世界都市博覧会」の中止などもあり
閑散としていて…
現在のような観光地になったのは
フジテレビと「踊る~」のチカラによるところが大きい。

ちなみに「世界都市博覧会」を中止にしたのは
当時の都知事である青島幸男さんで
その青島を主人公の名前にしたというのも
このドラマの意味を物語っている。



さて今回のドラマは、国際指名手配されている
結婚詐欺師にまつわる物語なのだけど
このくらいこじんまりしてる話の方が
『踊る~』には合ってるね。

過去3作の映画版は
無理してスケールを大きくしようとし過ぎて
結局、消化出来ずにグダグタに終わるという感じだった。

今度の映画でシリーズはいよいよ完結するが
なんかもったいないことをしたね。
勿体ぶって、2と3の間を開けすぎたことで
作品の鮮度を落としてしまった。
その反省からか『海猿』は乱発してるワケなんだけど…。