先日、桃太郎電鉄シリーズの監督をやってきたさくまあきら氏が
同シリーズを終了することを発表して話題になった。

終了理由として、こう語っている
「(ハドソンには)10年間僕と一緒にゲームを作ってきた
 優秀な連中がいたから、ゲームを作ってこられた。
 だが、この4人のトップレギュラーのうち3人が
 新しい会社(コナミにより買収されたため)は
 息苦しいと言って辞めた。
 あのメンバーを作るのに10年かかった。
 同じものをまた作るのは難しい」


理由は、まぁ解らなくもないけど
そこでふと思った。
さくま氏には桃鉄について
どれだけの権利があるのだろうか?
…ということ。

たぶん、桃太郎電鉄の権利を持ってるのは
発売元のハドソンだろう。
さくま氏が作りたくないと言っても
ハドソンがその気になれば
「さくま氏なし」で作れちゃうのではないか?
当然、さくま氏は文句を言うだろうけど
法的にはなんの問題もないと思う。

これは、あくまで想像だけど
堀井雄二氏がゲームを作らなくなったとしても
ドラクエは続いていくような気がする。
坂口博信氏が居なくてもF・Fが続いているようにね。

問題は、ファンがそれを支持するかどうかだ。

小島秀夫氏なしの「メタルギア」を
ファンは認めないだろう。
でも、「桃鉄」の場合
クリエイティブを要求されるような
ストーリーがあるワケでもないし、
既にシステムは完成されているので
さくま氏が居ないと
どうしても成立しない作品ではない。

さくま氏は徹底主義者で
基本的に出来ることは全て自分でやるタイプだ。
それは逆に言うと、さくま氏の固定観念のために
今までは出来なかった「桃鉄」が
新スタッフにより誕生する可能性もある。

なんども言うように
結局は、ファンがそれを支持するかなんだけどね。



新作を待っているファンがいる限り
いい形で続いていって欲しいなぁ。