脱皮も終盤を迎えるリトープスたち。

脱皮したてのつやつやなお肌が羨ましいです。

 

育てている環境や個体によっても違いますが、リトープスは2〜5月頃に脱皮する苗が多いです。

お花が終わると(10月〜1月頃が花期です)少しずつ真ん中が開いていき、中が見えてきます。

 

脱皮中は古い葉の水分が新しい葉に移っていきますので、水やりは苗の様子を見ながら控えめに行ってください。

お水が多いと二重脱皮してしまい、新葉が小さくなってしまうので注意が必要です。

 

さて、5月も終わりを迎え、冬生育型のリトープスは休眠期に入ります。

9月のお目覚めまでの管理方法は重要ですので、改めて復習しておきましょう。

 

基本的には、6月から9月頃までは水やりを控えます。

しかし、「リトープスは夏に断水しましょう」という情報をよく目にしますが、それはおすすめできません。

断水することでシワシワになっていくリトープス。そうすると休眠明けには余力がなくなっているこも出てきます。

それでは本末転倒ですよね。

 

用土の表面を湿らす程度ですが、完全断水としないのが私の中でのポイントです。

 

早朝か夕方の涼しい時間帯に、用土がすぐ乾く程度さっとお水を与えましょう!

頻度は月に1、2度です。

 

9月の終盤で最低気温が20℃を下回るようになったら、本格的に水やりを開始してくださいね。

 

因みに、10月~4月頃の生育期は用土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりとお水をあげましょう!

ジュレが怖くて、通年水やりを少なくされる方をよくお見掛けしますが、それではうまく育っていかないです。

生育期にシワがよっているのは水不足ですので、水やり頻度をあげてください。

 

置き場所については、とにかく室内管理は避けて欲しいです。

リトープスは風通しと日当たりがとても大事です。

 

ただ、真夏の日差しは葉焼けや苗が高温になることを防ぐために、遮光をするか明るい日陰へ移動することをおすすめします。

 

リトープスは育てるのが難しいと言われがちですが、ポイントを押さえて正しい管理方法をしていけばうまくいきます。

 

その特性をしっかりと頭に入れて、季節ごとの管理を間違わないようにしてあげてください。

 

「生ける宝石」とまで呼ばれるリトープス。

私はその美しさ・愛らしさの虜です。

素晴らしいリトープスの世界、皆さま一緒に楽しみましょう!

 

*リトープス “柘榴玉”

*リトープス “李夫人”

*リトープス “大津絵”

*リトープス “福来玉”

*リトープス “宝貴玉”

*リトープス “雀卵玉”

*リトープス “微紋玉”