現在安倍内閣において官房長官である菅義偉氏は次期自民党総裁、つまりは安倍首相辞任後の総理大臣の最有力候補とみられており本日行われる自由民主党の両院議員総会にて総裁就任が確定すると考えられている。それに際して今後の菅義偉内閣の政策方針、主要な発言、採用された法案等についてまとめていくことを目的としたブログを書き続けていきたいと思っている
それに向けてまず初めにこれまでの菅義偉氏の経歴や発言等についてまとめることから始めておきたい
【経歴】
1948年 秋田県生まれ
1973年 法政大学法学部卒業
1987年 横浜市会議員 2期
1996年 衆議院議員初当選
2006年 総務大臣
2012年 内閣官房長官 国家安全保障局担当
2014年 内閣官房長官 沖縄基地負担軽減担当
2018年 内閣官房長官 沖縄基地負担軽減担当 拉致問題担当
秋田県でいちご農家を営む家に生まれ高校を卒業後に上京し段ボール工場に就職したがのちに法政大学法学部政治学科に入学。卒業し一度は就職したが政治家を志し衆議院議員小此木彦三郎の秘書となり1987年に横浜市議会議員選挙に出馬し初当選し秘書として培った人脈を生かし影響力を増していったという。その後1996年には衆議院議員となり小泉内閣時代に総務大臣を務めた竹中平蔵氏の下で総務副大臣に、その後第一次安倍内閣では総務大臣となりふるさと納税の導入や拉致問題に関する放送実施命令等を行った。この時総務大臣としての経験がのちの携帯電話通信料金の値下げ等の政策立案につながったのではないか。また、第二次安倍内閣からは内閣官房長官となり長期間にわたって安倍政権を支え続けた。
【総裁選の所見】
・コロナ対策:必要ならば給付金の追加/特措法改正に否定的/現在の方針を維持
・経済政策:将来的には増税が必要だが、当面の間は否定的/アベノミクス路線を継続
・特徴的な政策:地方銀行の再編/携帯電話利用料金の値下げ/デジタル庁の設置/行政組織の改革
・外交:対中包囲網には否定的/安倍首相(2020/9/14現在)、外務大臣と協力してすすめる
・森友問題:調査結果は出ており今後は再発防止を目指す
安倍政権下において内閣官房長官という役割を長期にわたって担ってきたことが影響しているのか安倍政権のこれまでの方針を沿った政策が多くあるように感じられた。菅義偉氏が本日行われる両院議員総会後にどのような会見を行うかということに注目するとともにコロナ対策などを代表とする様々な問題に対してどのように取り組んでいくのかも伝えていきたいと思っている。