正解じゃなくて絶対がないということ | 天気屋おっかさん劇場 第弐幕

天気屋おっかさん劇場 第弐幕

3人の子育てもひと段落 
ライター&さしえ作家のアラフィフかあさん
ゆるりきままな日常つれづれ日記


子育てに正解はないといいました。
終わりもないといいました。

だけど何か違うと感じていました。
自分の言いたいことはこんなことではないんよねえって。
それで・・・、はた・・・と考えました。

ああそうなんや・・・。
子育てに正解がないというより、いろんなスタイルがあって当たり前で、それは逆に全部正解なんやろうな・・・と。
つまり・・・『正解』がないというんじゃなくて、『絶対』がないということなんやって。

先日、ご紹介した重松清さんの本。
『かあちゃん』
http://ameblo.jp/naginghiyori/entry-11280982631.html

いろんな母ちゃんがいます。
どの母ちゃんも子どももいろんな思いがあって、それぞれに一生懸命。
この本には、子育ての正解はないけど、子育てに一生懸命な母ちゃんと子どもの日常と愛情があふれています。
さまざまな年代の思いや、さまざまな家族の日常があります。
上手に言えないのだけど、この中には自分の日常も実は織り込まれていると感じました。
共感というか・・・ある種の臨場感というか・・・そんなんを。

私が出会った人の子育て論に違和感を覚えたのは、自分の育ちに少し後悔があるから・・・だと思うんよね。
そんな中で子育てに自信が持てないから、自分と同じような悩み深い子どもを育ててしまわないかという、おそれみたいなものがあるせいだと思いました。

それぞれの子育てに関して、どうのこうの言うたかって、家族のありかたなんかいろいろなんやし、外野がとやかく言うことやないと思うんですね。
そんなん、前からずっとわかってて、そういう風に思ってやってきたはずなのに、久しぶりに子育てについて割と独善的な意見を聞いて、改めて迷い道にはいってしまったかも・・・。

ただ・・・迷った時に、自分の考えを確認できる場所や人が近くにあることでずいぶん違うと思うんですよね。
私の場合は、それが夫のような気がしてますね。
いやいや、別にのろけとかそんなんじゃなくて、今まで本当にいろいろ山あり谷あり・・・いまだに崖っぷちに立ち続けているんだけど(笑)、お互い同士として家族のためにタッグを組んでやってきたから、これからもケンカしながら進んでいければいいと思うんですよ。
イクメンカジメンが悪いとか、言いたい奴には言わせとけ~って感じ。
男子厨房に入らずでは、お母ちゃんの帰りが遅い時には子どもが餓えてしまう家族もあると思うんですね。うちは子どもたちがある程度自立してますし、餓えることはもうありませんが・・・。

だけど、お父さんはおうちで一番偉い人で、尊敬する人でないと困るんですよ~。
その実陰の実権はお母ちゃんが握ってるけど・・・(笑)
絶妙なバランス保って、とりあえずやっていってるんやし、これでいいと思うんですよ~。

男はこうあるべき、女はこうあるべき、大人はこうあるべき、子どもはこうあるべき。
理想を語りだしたらきりもないんやなかろうか。
その時にできる人ができることをすれば、それで成り立つことも多い。
もちろん意識は常に理想をもっていればいいし、実際自分にはそういう生まれながらの刷り込みがあるので、お父さんは絶対です。

時代に合わせて、家族の在り方、生き方も変わってきているのに、あえてそれを否定的にとらえる必要はないよね。
いいとこどりしながら、自分の中で納得させて、いろいろ融合させていけばいいやん。
そんな風に思うことで気持ちの折あいを付けている、四十路主婦の休日のひとときなのでした。