ジンSide__

満月の日僕は、頬を濡らした___ 。

「○○」

「何??ジン。どうしたの?」
「…何でもないよ。」

君は惚れっぽいのか。僕はそんな君を好きになったんじゃない。

最近、君が周りをよく気にし始めた。
君は僕といるのが恥ずかしいんじゃないか。と思っていたが違ったようだ。



別の好きな人が居たようだ。


僕は何かしてしまったのか。
もしかして飽きられたのか??

「○○。どこを見てるの?」
「…?えっ、いや。」

ああ、終わったな
でも離れたくない。君ともっと一緒に居たいよ。

「ねぇ、ジン…私た…」

僕は察した。今君が別れ話を持ち込もうとしていることに。
その口を塞ぐように僕は君の唇に触れた。瞳に涙を写しながら。


もう何も聞きたくないよ。ただそばに居てくれるだけでいいから___