あのつば九郎のカタチで復帰するタイプのストーリーを書きましたが、ここまで不在が続くとフェードアウトで新たなマスコットが増える可能性のほうが高そうで…
そのストーリーも書いてみました。
所沢で2軍と合流できた後からの続きです。
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神宮球場にバスを停めて、急遽球場の会議室での話し合いとなりました。
みんなが集まるまでの待ち時間。誰もいないグランドをとりごやから眺めると色んな思い出が溢れます。
そっとグランドに出ると空を見上げ…
『!』
『つば九郎、事務所で話し合いがはじまるよ』
スタッフさんが呼びにくると、頷いて会議室へ向かいます。
神宮球場の会議室で偉い人たちと話し合いになったつば九郎。
『…無事ではなさそうだけど、戻ってきてくれて良かった。おかえり、つば九郎』
『……』
『つば九郎?』
『けいやくふりこう
おねがいできますか?
いやくきんはっせいしちゃう?』
『え!?なぜ?みんなつば九郎を待ってるよ』
『……やっぱりとべるみたいだからわたらないと。わたりどりだし』
『つば九郎…』
『でも、たましいはここにおいておきたい。いつでももどれるように』
『つばみは置いて行っちゃうのかい?』
『つばみはだいじょうぶ。まーくんと、ぐっちぃいるし。あたらしいなかまもできるだろうから』
『それは…』
『わがままだけど、つばくろうはつばくろうでありたい。きっとだれかじゃだめなんだとおもう』
『…それは…』
『いずれあたらしいなかまがなじんで、あたりまえになって、つばくろうのろしゅつがへっていけば、しぜんとふぇーどあうとしていくよ。それまではいやくきんのかわりにつばくろうでかせいで』
『…』
『ただ…みんなにあいさつしたい。てがみをかくから、しあいのまえにばっくすくりーんにながしてもらえるとうれしい』
『つば九郎!』
『ほーむぺーじにものせて。ばっくすくりーんのえいぞう、みわくんにてがみよんでもらいたいな。もうてれびしょっぴんぐいっしょにできないから』
『つば九郎……っ』
つば九郎の話を神妙な面持ちで聞く偉い人たちも、スタッフも本当はそんな話聞きたくありません。
『ここに居ようよ、つば九郎!家族だろっ!』
『うん、ありがとう。むねくんもめじゃーいくでしょう?つばくろうもめじゃーのしあいみたいし、むこうのみんなにもあいたい。とるくーやにもあいたいね。せっかくとべるんだもん。ひこうきだいかからない』
『ーー石川さんの200勝のボード渡すんでしょう』
『….…じんぐーきゅうじょーもあたらしくなるから、ますこっともあたらしくしていいんじゃない?』
『もう、決めたのかい?』
『さいごのわがまま。いままでいさせてくれてありがとう』
みんな泣き笑いの顔でつば九郎とハグをしていきます。
そうしてつば九郎は監督へ、コーチへ、選手たちへ、共に盛り上げたつばみとPassionへ、球団関係者と球場のスタッフそしてファンへ手紙を書いた。
公式につば九郎が飛び立ったことを発表し、試合前につば九郎の手紙を公開。
現在のグッズはそのまま、今シーズンは新商品も出る予定で、ユニフォームはホームもビジターもイベントユニフォームも今後も2896は出すこと、新たなつばみの仲間を探し中と発表した。
飛び立ったつば九郎に届くようにファンが大きめの付箋にメッセージを書いてはれるメッセージボードとプレゼント(お供え)が置ける台も設置。(金券などは換金して寄付)
こうしてファンもつば九郎に思いを伝える機会をもらい、一区切りをつけることになった。
神宮球場には、つば九郎という飛べないから渡らないツバメがいた。
飛べることを思い出し、魂は神宮で選手とファンを見守り、本鳥は気ままに飛んでメジャーリーグを観に行ったり、メキシコに帰ったトルクーヤに会ったりしているらしい。
優勝したらいつのまにかビールかけに参加しているかも知れない。
びっくりするほどサイズダウンして(笑)
end
まぁこんな感じで。
ファンも最後の挨拶できればいいんですけどね。
ここまで妄想にお付き合いありがとうございました。