なぎぃの木 naggy イラストレーターペチュニアとコモンセージのタッジーマッジージニア百日草センニチコウ千日紅

強い日差しの中でも旺盛に咲いていた夏の花も、ひとまわり小振りになり、
朝露にあたって秋めいた、深みのある色合いになりました。

ペチュニアなどの夏の名残の花と、コモンセージを束ねて小さな空き瓶に…
ハーブやいい香りのする花などで作った、小さなまるい花束のことを、
タッジーマッジーというそうです。

中世のヨーロッパでは、ハーブの強い香りによって疫病から身を守ろうと、
外出の際に小さな香りのある花束を身につけたことが始まりのようです。

その後、ビクトリア時代には、花言葉に自分の気持ちを込めて
小さな花束を贈るようになり、受け取った側もその花言葉を調べて、
込められたメッセージを汲み取ろうとしたそうです。

ひんやりとした秋の空気とすがすがしいセージの香りで、
新たな気持ちになりました。

紫のペチュニア、ジニア(百日草)、センニチコウ(千日紅)、コモンセージ

illustration　　by naggy

【花・植物イラスト】夏の名残り花