実家から洋服を何枚か持って帰りました
その中に 数年前、新聞ではかなり大きく取り上げたものの
ファッション雑誌は完全黙殺された 生産国の偽装をした
インコテックスのパンツがありました

ポーランドやルーマニアに工場があるにもかかわらずイタリア製って
書いたタグ付けて販売した事で返金騒動になったアレです

僕がブックマークしている紳士のお店  さんも以前書いていましたが
八木通商に全てを任せているので私たちビームス(この部分はアローズでも何でもお好きなお店を入れてください)
は解りかねます  私たちは販売店です って対応を取られた記憶があります

で、僕はセールで買ったし 品物的には満足していたので返品せず手元に取っておいたのですが
その一件以来 あまりセレクトショップで買い物をしなくなり、
そして それぞれの専門店やブランド路面店で買うようになりました

今手元にビギンが数冊あるのですが ターンブル&アッサーがこの冬熱い
各セレクトショップが別注かけて大盛り上がり  英国最後の大物上陸 みたいな記事が載っています

西武が遅くともバブル期には代理店して販売してただろうが とか(うちの親が2枚持ってます)
思ったりしてしまうのですが 駄目なんでしょうか


有名ブランドをパロったクリアベルトの数万円の時計も各セレクトで取り扱っていましたが
そんなの去年の冬にイタリアで流行ったのを今追っかけてどうすんだ
去年取り上げてこそのセレクトだろ なんて思ってしまいます
(因みにアレは モチーフにされた時計を何個も持っているからそこ 洒落になるのであって
そう言うもの持ってない人が持つのは非常に滑稽です)

大手3社の売り上げがアパレルの大手さんクラスになってしまっている今
本当の意味セレクトショップとして存在するのは無理なんでしょうけど
もう少し何とかならないんでしょうか

ブルックスブラザーズの下請けの靴屋の製品だよ と言う紹介のされ方
してたオールデンの靴の価格が 何故かアメリカ既成靴ブランドで最上級になっていたり

日本の有名ブランドは置かない(置けない) と言った時代の流れから
日本の小規模工場に生産を依頼していたのはいいが どんどんプライスが上がり
品質的にも上の日本の高級ブランドの価格<<その小さな工場委託の製品の価格
(しかも各社頼んでいる為 非常に在り来たりになっている)になってたりするのは

最早悲劇ではなく喜劇だと思います