長男も結婚して子どもができ、仕事を手伝ってくれるようになった。まだまだ隠居という身分ではないが、生活にも余裕ができ、自由に使える金も増えた。
 もともとの女好きなので、そうなるとアチコチの女に手を出す。風俗の女、水商売の女、素人玄人なんでもこいだ。
 女のほうもカネさえはずめば、簡単に股を広げてくれる。ときどき「これはいくらなんでもヤバいだろう」と思う若い女が誘ってくることもあるが、さすがにマ○コに満足に毛が生えて間もない子どもに手は出さない。
 三十代後半から四十路にかけての、脂の乗り切った色っぽい女。もっぱら、そんな女たちの尻を追いかけている。
 けれど最近、歳のせいもあってか、息子がいうことを聞かなくなってきた。勃ちはするものの、むかしのようにヘソを打つほどではなく、中折れしてしまうこともある。どうにかこうにかマ○コにねじ込んで腰を振って終わりを迎えても、勢いのある射精感が得られない。
「オレもそろそろ赤玉かな」
 そんなことを考えるようになっていた。
 あるとき、行きつけの小料理屋で1人飲んでいると、ある女と知り合った。年の頃なら三十代半ば。男好きのする面立ちの、しっとりとした美人だ。なんでも、その店の女将の古い知り合いだとかで、女将と一緒に話がはずんだ。
 女将は常連客ということもあって、わしをほめそやす。女のほうもわしのことがまんざらでもなさそうだ。
 そのとき、別の客が入ってきて、女将はその客の相手をし始めた。わしは「そろそろ帰るか」と席を立とうとしたとき、女がこそっと耳打ちしてきた。
「ねえ、朝までご一緒していいかしら」
 わしは驚いて女の顔を見る。女は色っぽい目でわしのほうを見る。
「いいのか、オレみたいな男で」
「あなただからいいの。ただし……」
 女はわしの手のひらの上に指を3本並べると、そのままギュッと握りしめる。
「なんだ、カネか」
「ダメ?」
 女はすねたような表情を浮かべる。その妖しさとかわいさにまいったわしは、「仕方ねぇなぁ」とつぶきながら、女の分も払って店を出た。
 タクシーを飛ばしてホテルに入り、女は先にシャワーを浴びにいった。
「そういえば、あの女将、店をする前は東京で水商売をしていたとかいってたなぁ」
 ただ、どんな仕事とはいわなかったので、たぶん身体を張った商売だったのだろう。そして、女はそのときの知り合いかもしれない。
 しばらくすると、女はバスタオル1枚姿で現れた。胸が大きく、肉付きがよく、真っ白な肌をしている。
 わしは興奮し、いきなり女を抱きしめようとした。
「ダ~メ、あせらないで」
 そういって女は手のひらを差し出す。
「なんだ、前金か」
 わしは財布を取り出し、女に1万円札を3枚渡した。
「ありがとう」
 女はさっさとカネをバッグの中に直す。少し興ざめはしたが、今さら色恋でもないし、カネでつながった関係のほうが気も楽だ。
 そんなことを思いながらわしもシャワーを浴び、備え付けの着替えを身につけて部屋に戻る。
 女は先にベッドに入っていた。わしは裸になって女の横にすべり込む。女は潤んだ目を向け、唇を重ねてくる。わしは厚みのある唇を吸いながら、手のひらにあまる乳を揉む。

 

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