深夜のコンビニバイトは嫌い




なんで?




ヤンキーが屯してるから




大園「はぁ、、、、」





ゴミ捨てに行くと、駐車場でヤンキーがゲラゲラと笑っていた




ヤンキー「でさ、昨日の合コンマジ最高でさ」




ヤンキー「な、ゆいともくればいいのに」




小林「俺は、そういうのタイプじゃない」




ヤンキー「じゃあ、どういうのがタイプなんだよ笑笑」




小林は、キョロキョロと見合わして、大園を指さした




小林「アイツみたいに何もかも終わってる女」





ヤンキー「あ?なんだよそれ」




大園は、いきなりそんな事を言われたからイラッとしていたが無視して作業していた




ヤンキー「お姉ちゃんこれもよろしく」





すると、ヤンキーが投げた空き缶が大園に当たる





ヤンキー「あ、さーせん」





すると、大園はギロッと睨み返す





ヤンキー「あ、何、喧嘩うってんの?」





大園「毎回、うるさくて迷惑なんですけど」





ヤンキー「はい、連行ー!!」




ヤンキーは、大園の腕を掴んだが、大園は抵抗もせずに俯いていた




小林「!」




ヤンキー「ほら、ゆいとも行こうぜ、タイプなんだろ」





小林「そういうのダルぃから行かねえ」





ヤンキー「んだよ、来いって」





ヤンキーが無理やり小林を連れて行こうとすると、目の前の壁をバンっと蹴り上げた




小林「俺、ダルいって言ったよな」




小林は、メンチを切る





ヤンキー「ああ、ごめん、、、」





小林にビビったのか、連れのヤンキーは顔を引き攣った





小林「ちっ」





大園「、、、、」





小林は、トボトボと歩いて、消えてしまった















数日後



コンビニのイートインスペースで、スマホをいじっていると大園は、小林に話しかけた




大園「今日は、ひとりなんですね」





大園は、机を拭きながら挨拶した




小林「おまえってドMなの?普通話しかけないだろ。あんな事されて」



小林は、驚いた顔で大園に言う




大園「ドMじゃないですけど、、、」





小林「あの後なんかされたんだろ」





大園「いや、されてません。いや、むしろあなたの連れは、私よりあなたの方が気になるみたいですよ」





小林「は?何それ」





大園「そのままの意味です。あなたの顔色を伺ってビクビクしてました」





小林「ふーん、俺が院出てるからかな?」





大園「何やらかしたんですか?相当やばい事してたんですね」






小林「多分な」





小林「てか、おまえ傷どうしたん?」




小林は、大園の口にあるアザを触る





大園「あぁ、学校で殴られたんです」





小林「はは、おまえいじめられてんのか。確かに暗そうだもんな」





大園「はい」





小林「だから、そんな死にそうな顔してんのか?」





大園「はい、死のうと思って毎日死に方探してるんです。ささっと死ねって感じですけど」





小林「まあ、本当に死のうとしてる奴は、死に方なんて探さないけどな」





大園「はい?」





小林「楽に死のうと考えてる時点で死ぬ気なんかないんだよ」




大園「ははっ、確かにそうですね」




大園は、ニコッと笑った





小林「!」




今のは、不意打ちだろ、、、、





やっぱ俺コイツの事好きだ

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いかがでしょうか


いじめられっ子とヤンキーが付き合う話です


主人公 小林ゆいと(小林由依)


18歳



金髪のヤンキーでみんなから怖がられている



死にたがりなヒロイン(大園玲)に惚れる




過去に暴力事件を起こして、少年院にいた





ヒロイン 大園玲(大園玲)


17歳



コンビニでバイトしているいじめられっ子



毎日死んだ様な顔をしていて、顔には殴られた痕や傷だらけ




ご視聴ありがとうございました