ニトリネトリ | 億の細道

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1億円をようやく突破してきました。


果報は寝て待てというけれども、どうですかね?

 先月、1カ月にわたって日本経済新聞紙上に連載された「私の履歴書」は、ビジネスマンの間で「面白すぎる」と評判を集めた。

「お、ねだん以上。」のCMで知られる、家具小売り大手「ニトリホールディングス」の似鳥昭雄社長(71)が、裸一貫から“一代”で国内外約350店舗、年商約4000億円の一大企業を築き上げるまでの半生を語ったのだ。

 だが、「あそこに書かれていることは嘘ばかり!」と厳しく批判する人物がいる。


似鳥氏の実母・似鳥みつ子さん(94)である。



ニトリ創業の地、札幌で一人暮らしを続けるみつ子さんは、「週刊文春」の取材に約2時間にわたって怒りをぶちまけた。

 例えば、極貧だった少年時代のエピソードが「私の履歴書」では随所で語られているが、みつ子さんはこう憤る。

「確かに、昭雄が6歳くらいになるまで家は貧しかった。


けど、ヤミ米の仕事を始めてからは裕福になったの。


あの頃、まだ珍しかった三輪自動車だってウチにはあったんよ。


白黒だけどテレビもあった」

 みつ子さんが最も強く否定するのがニトリ創業のくだりだ。

〈ちょうど似鳥コンクリート工業の所有する40坪の土地・建物があった。(中略)この建物で商売でもやろうと決めた。



周辺は引き揚げ者住宅など、割と住宅も多い。衣食住のうち、周辺を探すと家具屋だけがない〉

 つまり似鳥氏は、家具屋は自分が調べぬいた末のアイデアだったと語っているのだが、みつ子さんは「家具屋は父さん(みつ子さんの夫の義雄氏・故人)がやるっていって始めたの」と断言する。

 他にも、みつ子さんの話と食い違う箇所が「私の履歴書」には多数存在する。

 詳細は「週刊文春」(5月13日発売)にて報じられる。


ニトリHD社長・似鳥昭雄氏


週刊文春

<週刊文春2015年5月21日号『スクープ速報』より>