米フェイスブックが急拡大する対話アプリ市場で攻勢に出ている。
https://www.youtube.com/watch?v=p-8FxHq1Zmo
傘下の対話アプリ「メッセンジャー」を使った送金サービスや外部のアプリとの連携を矢継ぎ早に発表。
成熟化の兆しが見える主力の交流サイト(SNS)に依存した「単品経営」からの脱却を急ぐ。
対話アプリのサービス多角化で先行するLINEなどアジア勢との競争に拍車がかかりそうだ。
「エキサイティングで大きな可能性がある」。
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は25~26日にサンフランシスコで開いた開発者会議で、メッセンジャーを基盤にした新たな事業展開に意欲を示した。
SNSのフェイスブックは「友達」全員にあてた公開日記のようなものだ。
対話アプリはスマートフォン(スマホ)を使って特定の相手とメッセージをやりとりするコミュニケーションの道具といえる。
最近はこの仕組みを使い、企業が利用者のスマホにピンポイントで宣伝を流したり、割引券を配信したりするなどのビジネスが広がる。
フェイスブックは開発者会議で40種類の外部アプリやネット通販企業との連携を明らかにした。
例えばメッセンジャーに外部アプリからお気に入りのイラストを取り込んで友人に簡単に送れるようにする。