- 大幅に続落し、前日比16円(6.5%)安の229円まで売られる場面があった。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が3日、シャープの長期会社格付けを「シングルBプラス」から「トリプルCプラス」に3段階引き下げたことなどが嫌気された。
シャープは3日に経営再建策のひとつとして、債務の株式化など1株価値の希薄化を伴う計画が伝わり、売りが先行していた。
市場で伝わっているシャープの経営再建策は、従業員の削減や太陽電池など不採算事業の売却・撤退などが含まれるが、主力の液晶パネルについて新たな情報はない。
「主力の液晶パネルは市況に応じて需要が大幅に変動するため、そもそも収益が不安定になりやすい点もある」と指摘する。