(CNN) 米ニューヨーク市警は15日までに、市内でまる11日間、殺人事件の報告がなく、公式統計を取り始めた1994年以降では最長記録になったと報告した。
新記録の達成は現地時間で12日午前0時だった。
市警によると、直近の殺人事件は2月1日、マンハッタン北部で発生。複数回の発砲があったとの緊急通報があり、5人が銃で撃たれていたのを発見。うち1人が事件現場で死亡していた。
同市警のブラットン本部長は13日、最長記録達成などに伴って米CBSテレビに出演し、「不運な結末になって欲しくない。記録をこのまま続けていきたい」などと願った。
ただ、殺人事件は起きていないものの、発砲事件の件数は増加。市警の報道担当者によると、2月1日から同8日の間では計110件起き、昨年同期の91件を上回った。