最高裁で夫婦別姓は認めないという判決が出た。

僕は夫婦別姓について、賛成でも反対でもない。どちらかと言えばやや反対といったスタンスである。

そもそも夫婦別姓を新たに設ける必要性が感じられない。結婚によって苗字が変わるのが嫌なようなのだが、現行法でも通名としての旧姓使用は認められているわけだし、旧姓を使い続けたい人は好きに使い続ければいいのである。

夫婦別姓を求める団体のおばあちゃんは「結婚で苗字が変わってアイデンティティが失われてしまう」と号泣していたが、さっぱり共感できない。貴様のアイデンティティは苗字が変わっただけで失われるような、くだらないものだったのか?とすら思ってしまう。

苗字が変わるのが嫌なのなら、入籍せず内縁関係を続ければいい。それだと相続や子供の問題が~というのなら養子縁組でもすればたいていの問題は解決する。

そもそも他人同士が契約し、あらたに家族となるのが結婚という制度だ。他人同士だからぶつかることもあるし、うまくいかないこともあるだろう。だがそれでも、婚姻届に判を突き同じ苗字を名乗るという儀式を減ることで、他人が家族へと育っていくのだと思う。それすらできない、めんどくさい。不条理だという人はそもそも結婚に向いていない。お好きにどうぞと突き放すしかない。

そういう意味では今回の最高裁判決は、きわめてまともなものだったと言えるだろう。



話は変わって橋下徹引退の話。

彼は大阪市長を任期満了で引退し、今後は政治活動は一切しないそうな。

ホントかな?と怪しみつつも、今後の彼の立ち振る舞いを僕なりに予想してみたい。

おそらく彼は、しばらくは政治の世界と明確に距離を置き、テレビや弁護士活動に専念すると思う。だが、今後一切政治に関らないというのは、たぶんウソだ。

彼ほどの影響力や発信力があれば、人は彼を利用しようとする。そのたびに彼の名前が取りだたされ、「いよいよ国政進出か?」と大騒ぎになるだろう。

だが彼はそう簡単には出馬しない。もったいつけるだけもったいつけて、自らの価値が最大限に高まった段階で一気に打って出るだろう。それが何年後かは分からないが、そのときは必ずやってくると思う。それまではいわばフィクサーのような形で大阪の政界にに影響力を及ぼし続けるだろう。

個人的には橋下徹と小泉進次郎あたりが組んで政界再編をやり始めたら、非常に面白くなると思うし、その場合彼らは間違いなく政権を取るであろう。
いわゆる安保法案が今夜中に成立するかもしれない。


国会前では、この法案に反対する若者たちが数万人詰めかけ、デモを繰り広げている。

彼らが主張する内容の大枠はこんな感じだ。


「この法案が成立すると日本は戦争ができる国になり、若者が徴兵されて多くの人が死ぬ。」

「戦後70年間戦争せずにやってこられたんだから、これからもそうするべきだ」

「誰も殺したくないし、誰も殺されたくない」


気持ちはわかるのだが、彼らの言っている内容と例の法案との間には、大きな乖離があるように思えてならない。

というか、彼らの主張は論理的な飛躍がありすぎて、「勝手に誤解して勝手に盛り上がってっけど、大丈夫?まずは落ち着け」と言いたい。


はっきり言わせてもらうけど、仮に安保法案が通ったところで、憲法9条がある限り日本は(侵略)戦争はできないし、徴兵制なんぞできるわけもない。それこそ憲法改正でもあれば別だが、現憲法のもとでは、安保法案なんぞしょせんは絵に描いた餅である。

米軍にくっついて地球の裏側まで戦争しに行くなんてことはできず、できることといったらせいぜい機雷の除去・邦人救出・ミサイル迎撃くらいのものだ。それも「我が国の存立が脅かされる~云々」という極めて限定的な条件が付くので、滅多に使えない。しかも行為のたびに国会の承認が必要なわけだから、政府の暴走も防げる。


つまりは今までとさほど変わりはせず、今までよりは「ほんのちょっと」普通の国に近づくといった程度のものであり、彼らはこの法案を過大評価しすぎなのだ。

この法案を読んで「戦争ができる国になる」と本気で思っている人がいたとしたら、ちょっと読解力がなさすぎというか、IQが足りないというか、小学校からやり直せというか・・・まあお気の毒である。


そもそもなぜこの法案が必要なのかというと、それは世界の国々がそれを望んでいるからだ。(中国・韓国・ロシアを除く)



世界を町内会にたとえて説明すると

今まではアメリカさんが町内のもめ事を仕切ってくれていたが、アメリカさんも高齢になり、一人で全部やるのは不可能になってきた。そこでアメリカさんは仲間に協力を呼び掛けて、これからは皆で協力して地域の安全を守ろうという方針を打ち出した。

これに賛成を表明したのが中国・ロシアを除くアジアの大半の国々であり、(韓国は中国に追従)日本はアメリカ側につき、地域の安全に貢献しようというのが、いわゆる安保法案だ。

とはいえ日本は憲法9条があるので、あまり大胆なことはできず、やれるといったら上記の三つくらいなものである。

中国・ロシアなどはこのアメリカの方針に反対し、「もうアメリカの時代じゃねえ。これからは俺の好きなように仕切らせていただく」と鼻息を荒くする。ロシアのクリミア併合や中国の尖閣・南沙埋め立てなどは、この具体例である。



今までの日本は憲法9条を盾に、町内のもめ事があっても知らん顔でやってこられてが、これからはそうはいかない。アメリカさんが昔ほどは頼りにならなくなった以上、我が国は

①自力で物事を解決できる力を持つ(自主独立防衛)

②仲間同志で助け合う(安保法案)

③何が起きても知らんぷり(安保反対派)

④むしろ敵方につく(国際社会から孤立)

の4択から選ばなければならない。


①だとカネがかかり、消費増税20%でも足りないのでムリ。

④だと第二次世界大戦の二の舞になるのでムリ。

③だと世界から軽蔑され、やがて④に追い込まれるのでムリ。

残った選択肢は消去法で②しかないのである。


これでもなお「安保法案に反対! 隣人が虐殺されても知ったこっちゃない!  自分や家族が殺されても私は抵抗しない。非暴力こそがすばらしい!」と主張する人もいるかもしれない。

それはそれで個人の勝手だが、国家としては国民の安全を保障しなければならず、「私は抵抗しない」のようなドエムの変態的な性癖を、過剰に尊重するわけにはいかない。


反対派は「アベ自民党は独裁! 強行採決! 民主主義の否定だ!」と叫ぶが、選挙で得た民意の結果誕生したのが安倍政権であり、その議席数のとおりに法案を通すまで。自民党が得た得票数はおよそ2500万票であるが、国会前に集まっているのは数万人。その数万のために、大多数の国民の声を無視しろというのだろうか。それこそ民主主義の否定である。

上記の「今までやってこれたんだから~」というのも、ひきこもりが社会に出るのを怖がっているようで、あまり格好良い姿ではない。いつまでもひきこもり続けることはできないのだ。


とにもかくにも安保反対デモ参加者は、誤解・論理飛躍・曲解が多すぎて、説得力がまるで無い。
若者が政治に関心を持ち行動するのは素晴らしいが、よくよく考えて行動しないと、馬鹿丸出しの姿を全国にテレビ中継されて恥かきますよ~ と思ってしまう今日この頃である。


PS: この法案が廃案となって喜ぶのは中国ロシアのような非民主主義国家なわけだが、デモ参加者はそれを分かっているのだろうか。日本がああいう国になればいいと思っているのだろうか。あんな国になったらそれこそ政府に反対するデモに参加しただけで逮捕死刑なわけだが、その辺分かっているのだろうか。きわめて疑問であるし、論理矛盾である。

あとついでに、山本太郎さ~ん! 喪服で一人牛歩!スベってましたよw
自民党の青年局で行われた勉強会で、「沖縄の新聞社は左翼に乗っ取られており、つぶすべきだ~!」との話題が出たことで、この数日間はテレビも新聞もお祭り騒ぎのようだ。

マスコミは自民党に対し「言論弾圧だ~!」「メディアが委縮する~!」と厳重抗議。テレビコメンテーターは神妙な顔で、「これはゆゆしき事態です」と嘆いてみせる。


バカバカしい。実にバカバカしい。

沖縄の新聞社が左翼に乗っ取られているかの判断はともかくとして(僕はその通りだと思うがw)、一政党の若手議員がメディアを封殺するような、そんな影響力を持っていると本気で思っているのだろうか?

こういっちゃなんですけど、たかが青年局ですよ?当選1~2回のヒヨコですよ?

青年局なんて、会社で言うならば新入社員のサークルみたいなもんで、党に対する影響力なんてないに等しい。そりゃ~閣議でこういう話題が出たとか、総務会でとかなら大ごとだが、たかが青年局。彼らにメディアをどうこうする権力なんて全くない。マスコミ各社がこの一件を鬼の首でもとったの如く大騒ぎするのは実にバカバカしくて不愉快だ。

確かに青年局の面々も、全く悪くないかといえばそうとも言えないと思う。

沖縄問題がこじれてるこの時期に、よりにも寄ってこんな話題の会合を持ち、それが外部に漏れた「不注意」が問題だ。やるのは結構だが党本部の一室でやるのではなく、居酒屋でジョッキ片手にやればいいと思う。


安倍嫌いのマスコミ各社は、待ってましたとばかりにこの話題に飛びつき大騒ぎしているが、そんなかられに絶好の燃料を投下してしまった青年局の責任は大きい。そういう意味では青年局長の更迭はまっとうな判断だと思う。


それにしてもマスコミは、こんな小さな燃料でこんなにも炎上できるものなのか。。よっぽど安倍自民党が嫌いで、よっぽど暇なんだなあと呆れる今日この頃である。