友達に妹さんが乳がんになったと相談された。
聞けば、全摘手術が終わって一カ月が経ったのだそう。
リンパ転移もあって、その後は抗がん剤治療もあって…
友達は自分のことのように真剣にあれこれ乳がんのことを調べて
術後はアレがいいコレがいい（サプリ系）と妹さんに伝えたら喧嘩みたいになってしまった。
だからあなたから話をしてみてくれない？と。
私は友達とは親しいけれど、
妹さんとは会ったことも話をしたこともない。
心配でしょうし、不安なのはわかるけど
そりゃないわぁと私は返した。
私は妹さんより軽い乳がんだし
考え方も普通とは少し違っている。
本人が一番望んでいること？
自分の選択を尊重して欲しいこと。
私だったらそう思うかな。
乳がんとわかった時から、
たくさんたくさん選択しなきゃいけないことがあったと思う。
手術するのかしないのか
全摘するか温存か
乳房形成はするかしないか
抗がん剤治療は？
放射線治療は？
ホルモン剤は？
新薬飲んでみるかどうか
この他にも家族のこととかたーくさん
考えて悩んで悩んで決めたことを
例え姉でもそれを否定するようなことを言われたら
私ならしばらく口をききたくないかも
今頃、お姉ちゃんに言わなきゃ良かったと思ってるかも
そう言うと、「うん、そう言われた」と
乳がんになった本人を支える側にいる人が出来ることって何なんだろうね。
病院への送迎とか
家事を手伝うとか？
私は元気だから必要ないけど。
精神的な面では、
その辛さや不安、選択を
否定しないで ただただ受けとめること
それが一番なんじゃないかなと私は思う。
友達の相談に乗れたかどうかは謎である。